ささやかに生きる

音声入力中心に、思ったことをつらつらと。

8月の映画感想ざっと

 こんにちは、ささやかに生きたいモニコです。夏休みももうすぐ終わり、そんな最近ちょっとブームなのが洋画。今更、だけども洋画の面白さのはしっこに、気づきつつある。観たのは新感染ファイナル・エクスプレス(韓国映画)、EXIT(これも韓国映画)、シックス・センスシャッターアイランドファイトクラブ

 「新感染ファイナル・エクスプレス」

ゾンビ系は全く観たことなかったからか、新感染に出てくるゾンビたちの勢いたるや、もうこれみんな死ぬよね?私だったら初日に死にたいわ、って展開。新幹線の中でゾンビになってしまったら。しかもあの勢い。列車移動でどうにかなるものなのか、走らせた先に行ったところでゾンビはいないのか、なかなかの絶望っぷりだった。コン・ユははじめは自分のことしか考えていなかった。自分と娘だけ助かればいい、と。だからまだ逃げている人がいても平気でドアを閉めたし、別な経路を行ったり。逃げ遅れて自分だけがドアの外にいる時、さっきの逆の立場になった時に、自分が追い出そうとしたおじさんは助けてくれた。娘スアンが絶体絶命のときに、危険を顧みないでおじさんの妻は助けてくれた。そういう出来事が積み重なって、他人を優先できるように変わっていったのがじんとした。極限に陥ると、人間の醜さが出てくる出てくる。感染しているかもしれないから逃げてきた人は仲間に入れない、別な車両に追い出そう。いる人だけでもう出発してしまおう。自分だけ助かればいい、すごく嫌だな、醜いな、と。それで思った、極限状態の時に私を優先してくれる人、多数のために進んで働きかけてくれる人ってかっこいい。たとえ自分が犠牲になったとしても。主人公は死なない説を信じていたけど、ああこれは死ぬのね。残酷さもありつつ、極限の状態にいるからこその感動があって、それは良かった。

 「EXIT」

少女時代のユリ!!!ゾンビの感染は噛まれたら、っていう直接的なものなのに対し、有毒ガス、という。もう逃れられない、走って遠くに行く、登って高いところに逃げることしかできない、という。絶対絶命だと思った。クライミングをやってたことが生きて、二人で高いところに逃げて登って、アクションが見応えあった。ふたりともいい人だから、ヘリコプターが来ても人数制限で乗れない、ってなったときに「じゃあ自分たちはいいですよ、次を待ちます」って言えちゃうんだよ。定員オーバーも泣けたけど、やっとやっとヘリコプターが来たけど、近くの学習塾に子どもたちがたくさんいる、となった時に矢印を作って知らせてあげた、自分たちは後回し、にしたところはもう耐えられなかった。助かりたい気持ちはある、だからもう泣きそうになりながらこっちだ、って。もうだめかもしれないな、ってなった時に、ドローンが来て。各地からみんなのドローンが自分たちを見つけて助けてくれるという、サマーウォーズでいう、僕のアカウント使ってください、でなつき先輩にアカウント提供する人が続々集まる感じ。ぞわぞわしたよ。そんなこんなで助かる、という。どうなっちゃうの?!の連続で、ハラハラのアクションかな。アクション×感動はいいな、すきだなあ。

 シックス・センス

怖いよ、って言われてたからいつホラー要素がくるんだ?!ってドキドキしていた。全然怖い系ではなかった!!男の子が見えてしまう死んだ人、が殺され方によってはちょっとグロいかな、登場の仕方に驚くかな、くらい。メインはそこじゃなかった。感動。どんでん返し。死人が見えてしまう、その相談に乗っていたかつて輝かしい実績を持っていた児童心理士のマルコム。コールの相談を受けている、用に見えて実はマルコムも死人で、コールがマルコムの願いや思いを叶えてあげていた、という展開。ぞわぞわした、そうだったの?!?!って。「また会ったときのように話しかけてみたら。寝てる時に話すのがいいよ。」このアドバイスが泣けた。ちっちゃいコールが、考えて出した言葉だ、って思うと。おかげで成仏もできた。あと、お母さんの母との確執。コールが祖母と会話できたおかげで、母に真実を伝えられた。その時の母の許されたような、許したような表情、涙がたまらなかった。第六感が働くコールだからこそ、死人の悔しい気持ち、想いのこしを解決してあげられる、というのが、コールにとっては最初は怖かっただろうし、苦しんだと思うけれども、本当にいいことをしているんだな、と。コールはそういう活動をしている、そのうちのマルコム、かと思ったけど、序盤の怖がり方を観ていると、ずっとそういう死人の手伝いをしていたわけではなくて、マルコムと出会って、マルコムが「話してみなよ」と助言したからこそ、やりはじめたのかな、と。そう考えると、マルコムとコールの出会いは必然で、二人にとって大きな転機、素敵な出会いだったんだな、と思ったらまた涙。すごく好きな話だと思った。コールがかわいい。

 シャッターアイランド

ディカプリオ主演。凶悪犯かつ精神を病んだ人が収容される施設から逃亡人が!その調査でディカプリオが保安官として調査に。・・・でも何かがおかしい、違和感がある場面が続き。ディカプリオが患者だった!!保安官〜はすべて妄想で、妄想を実現させたらなにか良くなるかな、のラストチャンスだったみたい。結局妄想、幻想が止まらず・・・だからロボトミー手術をして、脳を改造し、感情や意思、邪魔するものすべてなくす、という結末に。連れて行かれる時に行った、「モンスターのまま生きるか、善人として死ぬか」これが語りかけてくる。精神障害を持ちながら、暴れながら、それでも意思のままに生きるか、人体実験人体改造をして無害な人物になって本来の自分を殺して生きるか。難しいよ、どっちがいいんだよ。

 ファイトクラブ

冴えない車の査定人だった主人公が、飛行機で出会ったなんかかっこいい、やしい人ブラピに出会い、どんどん運命が変わっていく。殴ってほしい、と言われて殴り、殴り返し、喧嘩(ファイト)をするうちに、痛みも傷もできるけど、それ以上に「生」を感じて、気持ちいい、生きている心地がする、と。その快感を求めていくうちに仲間もどんどん増えていったんだけど、殴り合いにとどまらずに犯罪めいたこともしていくようになって、主人公はタイラーの考えについていけなくなる。そんな時、気づく、タイラーは自分が作り出した妄想のなりたい自分だった、と。そんな妄想(幻覚?)のタイラーと決別するために、自分の口を撃ち、エンド。でも結局、タイラーが仕掛けた爆弾によって、窓から見えてるすべてのビルが破壊。くされ縁?のマーラと二人、その様子を眺めるという。正直暴力表現が多すぎて、最後のタイラーは自分だった、というオチがあったとしても、消化不良というか、好みではなかった。暴力は嫌よ。

 映画、面白い。本ももちろん面白いけど、お金と時間を相当にかけて作られている映画は、面白いものもおおいのかな、と。あと私がこれまでほとんど観ていなかったから、名作がごろごろ残っているのもある。夏休みが終わったらこんなにたっぷりと見る時間はなくなるかもしれないけど、週末に1本とか、ちょこちょこは観ていけたらいいな、と。そしてそして、ここ最近の中ではナンバーワンの映画に出会ってしまいましたので、それは後ほど詳しく。