ささやかに生きる

音声入力中心に、思ったことをつらつらと。

本屋

こんばんは、ささやかに生きたいモニコです。今日も今日で暇、ということででも家にいても夫の仕事のじゃまをしてしまうし、と思い本屋と実家へ。本屋でね、感じることがあったのです。

 私は基本的にケチ、お金がかからないならかからない方に飛びつきます。食事の時のメニューですら、安いものの中から選んでしまうくせがなかなか抜けない。ランチメニューのパスタ、プラス250円でちょっとリッチな具材に、なんてのになかなか挑戦できないくらいです。そんな私だから、本を読むことは大好きだけど、自分で買って読む、というのが全然できなかった。大学の時はブックオフにとりつかれたように行き、100円の本を10冊かってストレス発散、なんてのをやっていた。社会人になってからは、町の図書館に通い、まとめて借りて、をしていた。ブックオフも図書館も、新刊はないけど、運が良ければいいものに巡り合うこともできるし、なによりも安い、図書館に至ってはタダ。だから、本屋に行くのは好きだけど、買えなかった。1000円が高いと思った、単行本の1800円なんて、とんでもない、の世界線にいたのです。

 ところが、ところが。本をバンバン買う友達と出会ってから、「あ、本屋で本を買ってもいいんだ」と思い始めた。そして、オタク心も動かされた。ブックオフで本を買ったら、作者にお金はいかないよね、売上の貢献にもならない。次の新刊をつくる機会を奪うかもしれない、と。図書館でもしかり。私が、この作品を応援してます!の気持ちで買うことが、一番の作者への気持ちなんだな、と思い始めた。それと、社会人4年目になって、一応なりにも財力というものが、大学生のときよりはついたのも大きいのか。そんなこんなで、最近は本屋に行ったら1〜2冊は買うことができるようになった、のです。大進歩!素晴らしい!

 今日なんて、お盆もひまだしな〜ということで奮発して3冊も買った。狂ったように小説しか読まない私だけど、なんか今はエッセイが読みたい気分だな、ということで3冊ともすべてエッセイ。大好きなユーチューバーの酒村ゆっけ、の「無職、ときどき、ハイボール」と、ヨシタケシンスケさんの「思わず考えちゃう」と、つづ井さんの「まるごと腐女子のつづ井さん」。どれも大好きだーー!!ゆっけの本はずっと欲しいと思ってたから念願。ヨシタケシンスケさんは、独特のゆるいながらもシニカルな面もあり、日常を切り取ったテーマが面白そうだったから。絵も勉強したいな、と。つづ井さんは、言わずもがな。バイブル、です。3冊ともどストライク、ああ読むのが楽しみ。

 小説は、まとめてがーーっと、展開をすすめるから読めば読むほど楽しい、という読書の仕方だった。でも、エッセイってちょっと違うな、と。その人がたっぷりと時間をかけてかきあげたものだから、まとめ読みってなんだかもったいない気がした。ちょびちょびと、毎日数ページずつおやつでも食べながらくつろいでいるときに読むのが最適なんじゃないか、正しい楽しみ方なんじゃないか、と。まとめて読んだところで、作者のエッセンスをすべて吸収できないな〜〜と。これは新しい気付き。だから、3さつとも、じっくりと並行して読んでいけたらいいのかな。

 あとね、お盆が暇すぎて、ちょっとマンネリ化というか、すこし飽きを感じていたんだ、心にフレッシュさがなくなりかけていたというか。本屋いったら、その気持ちふっとんだ!!これもいい、ああこれも気になるな、こういう世界もあったのか、つぎはそこにとびこんでみるのもおもしろそうだな 、なんて。知的好奇心ってやつですかこれが。刺激されまくりで、どんどん欲しくなった。このジャンルも勉強してみたらおもしろそうー!とか。家にいたら思わないようなことまで。その体験ができる本屋って素敵だな。大好きな場所だ。

 これからも、本屋、通います。ありがとう本屋!