ささやかに生きる

音声入力中心に、思ったことをつらつらと。

順番

ささやかに生きたいもにこです。

世の中には「順番」が存在する。法律で決められたわけではないけど、世間一般にこうすべき、と決められた順番。私は割とその順番は間違えちゃいけないと強く思っているけど、そうでもない、その時になれば順番なんてどうでも、という人たちも一定数いる。順番、に縛られた私と順番を軽々無視した後輩の話。

 

妊娠。結婚。

順番としては、付き合い→プロポーズめかしいこと→同棲はしてもいい→プロポーズ→結婚→数年経ってから妊娠

これが正しいと信じて疑っていなかった。現在私は結婚までたどり着くことができた。だから、このあとは妊娠、がスムーズに数年経ってから訪れる、と思っている。が。同僚のmさん、妊娠した。社会人1年目にて。新卒1年目にて。

私の順番の概念がふっとんだ。え?どういうこと?って。本人も、相談してきたときはこんな常識はずれなことないですよね、って泣いていた。その場では、そんなことないよ、産んで育てて生きて教師やって…深みのある先生になれるよ、なんて言葉をかけてけど。1年目。まだ結婚もしてない。いいの?!??!?!って気持ちでいっぱいだった。

私だったら、1年目でそういうことになったら、産まない選択をする。そもそも妊娠しないように彼とそういう事があったときには厳重につけさせるし、つけようとしなかったらひっぱたくわ、と。私だったら論が繰り広げられて。意味もないのに。どうなるの?!本当に産むの?1年目で産休育休に入っちゃうの?!と、一人で勝手にざわついていた。

ところが。他の同僚の対応は、おめでとう、授かりものだからって、100%あたたかい反応。(私もその場ではそうだったけど)心のなかで、え?早くない?常識は?って葛藤や思いはひとつも浮かばないのだろうか。こんな順番にこだわっているのは私だけなんだろうか。一人で素直に喜びきれていない自分がちょっと惨めに感じてくるくらいだった。

結局。産む選択、両親に挨拶、入籍もしたようで。順番ははちゃめちゃだけど、収まっている。非常にトントンと進み収まっている。誰もなんの不満もない。

これって。

私は順番にこだわって、こうあるべき、男女の付き合いにも順番があるから、って順番を重要視してきた。けれど、実際に妊娠すれば、どんな順番になろうと、前後しようと、そんなの全く関係ないのだ。本当になんにも関係ない。

もしも。こんな未来もあるかもしれない。順番にこだわった私、数年後妊娠を望むがどちらかが妊娠しにくい体質等で妊活が必要になり、さらに5年ほど時間がかかり、その時には高齢出産になる。2人の予定だったけど1人だけになる。もしくは授かることができず、養子をもらう選択をするか迷っている、30代のいい時に妊活等に追われキャリアはまずます、という未来。順番を無視した後輩、母子ともに健康なお産をし、1人目続いて2人目も出産し、仕事のキャリアは新人時代は無理だったけど、その後長い時間働くことができてキャリアを積むことができる未来。

どちらが幸せなの?どちらが正しいの?こうなる未来だけではないのももちろん。だけど、私が順番にこだわって失うものもあるのではないか?とふと考えさせられた。というのもの、もにこさんは今の状況(1人確実に産休に入る)を見て考えているかもしれないけど、そういうの気にしないでいいんだからね、授かりものだからね、と声をかけてくれた同僚がいたからだ。頭の中で、次の移動の2年目が一番当たり障りがないしいいのかな、と計算して順番を守ろうとしていた。だけど、今、妊活を初めて産んでもいいんだからね、というメッセージをいただいて、そうか、その道もあるのか、と思ったのがこれを考えたきっかけ。

私はわたしで順番で、数年経ったら妊娠、のところまできた。その数年経ったら、を別に経たなくてもいいんだから、と言われたことで概念崩壊☆ え、そうなんですか?って。数年経ってからのほうがいいんじゃないの?でもそれって誰にとって?夫婦で決めることで、夫婦が子供がていもいいな、と思ったらそれが結婚後数年経っていようと経っていまいと授かる準備をしてもいいわけで。または夫婦がまだいいな、と思ったらいつまでも妊活をしなくてももちろんいいわけで。

固定概念をとっぱらって。二人で、夫婦で今後のことは決めればいい、そうか。そうだったのか。後輩mさんは、もしかしたら心のどこかで、子供ができてもいい、と思っていたのかもしれない。それも彼とmさんが決めたこと。私と夫で決めたことなら、順番も世間一般も関係ない、、、ということなのでしょう。

 

順番。順番。もっと頭を柔らかく、二人の幸せはどういう形なのか、話し合って決めていけばそれでいいのだね。いろんな人生があっていいのですね。

 

なんだか最近リアルに妊娠を考えはじめた。まだ二人でいたいけど…!