ささやかに生きる

音声入力中心に、思ったことをつらつらと。

水底フェスタ

ささやかに生きたいもにこです。

この土日もダラダラおうちで読書をしてたらいつの間にか終わって。今から一人暮らしの家に1時間のドライブっていう所です。今週何をしてたかというと家で読書をして過ごした以外の何物でもないですね。例のごとく辻村美月さん大好き月間が続いているので、読んでました。今日読んだのが「水底フェスタ」という地方、田舎、にまつわるお話。感想を少し話します。
読書メーターと言うものをやってはいるんですけどそれって250字までしか感想が書けなくて。だからこそ短い文面で端的なこと書いたり、それを気軽に読める。長過ぎたら読もうと思わないので、いいんですけど、もっと深く話したいよーって本もいくつかあるので、そういう時にこのささやかに生きる、のブログで発信できたら尚いいなと思うので紹介なんかも今後していきます。


水底フェスタは、あの「黒辻村」と俗に言われるもののまさに代表的な1つだったんじゃないかなと思います。最終的に行誰も救われない展開、誰も幸せにならない展開、っていうのがなんか私としてはちょっと物足りなかった。私はいろいろ紆余曲折あったとしてもハッピーエンドが好きなので、そこがちょっと残念だなぁなんて思いでした。村の体質、村に住んだことないから村がどれほど密閉されていて、不正が起こってるからなんてのは知りはしないんですが、あんなにも明らかにしてるもんなの?っていうのまず第一に感じました。で、その由貴美さん
村の不正を暴くことで社会派女優として返り咲きしようと、主人公である広海に近づいた。わからなくもないけどなんかちょっと嫌な感じ。というかそれでそこまでする?っていうのもあったし。村の開発のために来た、よそ者であるダメダメ息子の達哉がもう絵に描いたようないわゆるボンボン息子だった。けど、広海を唯一の友達と思っていて、その広海が大好きって言ってるロックフェスをなくすように働きかけるのは嫌だから、村を守ろうと実は動こうとしてくれたいいた。村のイメージは?と言われたときに、「こんなちっぽけな村」とかそういう風な悪い言葉を言うんだろうなーって予想してたら、「まぁ色のイメージかな。空が青いのと家の中が暗い差かすげえ」と、そういう独特のちょっと芸術とも取れるような感性で村のことを見ていたんだよって言うことがわかって。達哉はそういうだめな奴だから、って決めつけて。頭の中とかもよく知らずに由貴美は達哉を殺して、広海もそれを隠すというか加担して。それがわたし的にはこの本で1番好太きたというかあー面白いなって。悪いと言われる奴ほど実はいい奴、それにそうそう簡単に気づくことなんかなくて、いなくなってから死んでしまってから気づく。そして後悔に苦しむ。そういうことってあるよね、というか。それに気付けなかった広海は達哉のことを後半になってから落ちた湖を探してとかもがいたけど、結局村は隠蔽を選ぶ。達哉はよそ者であり、由貴美と広海は村の人だから。でも、その後由貴美と広海が湖に落ちた時には、助けられたのは広海だけ。広海は絶対に由貴美を水の中で助けたはずなのに。そう、村の人は由貴美を殺した。助からなかったことにした、隠蔽した。
この結末は実際にあるかないかは別としても、恐ろしいなぁと。大人の力合わせれば、人2人消すのなんて簡単なんだなぁと。タイトルの「水底フェスタ」。その湖には結局達哉と由貴美が沈んでいるわけで。水の底で、村から消された人がこの2人以外にも他に居るんじゃないかと。水の底で村の闇のフェスがある。湖の底のフェス。考えただけで恐ろしいけど、暗にそういうメッセージがあったりするのかなと。

 

今週は火曜日がお休みと言うちょっと変則的な祝日にはなっていますが、それにより月曜日にちょっと早めに退勤するように時間休をとって、夕方ごろに車検に出して火曜日の夜には戻ってくる、だから土日じゃないけどあまり口負担をかけずに車検ができるということで。良かったなと思います。しかも後月曜日の夜また実家に行って火曜日の夜に帰ればいいって言うことで今週実家で一人暮らしの家で過ごすのは水曜日と木曜日だけになるんですよね。一人暮らしの家にいたくない人なので、今週2日だけでいいのはめちゃくちゃ嬉しい。しかも!金曜日の夜からまた東京にいけるので、こんな家にはない良い週はないだろうと言うことで。今週も何とか頑張っていこうと思います。

相変わらず親友との喧嘩っていうのは間続いてはいるんですけど、彼女の電話で愚痴を聞いてた時間に、好きな動画見たり本読んだりに使えてるし。共通の趣味でのために費やした時間も読書に使えるし。結果的に縛られていたものから解放されて、自分の好きなことをできてる。先週なんて、ピアノを自宅で弾くっていうことが週4でできました。良い!なんて言ったらほんとに失礼かもしれないけど、縛られてできていなかったことができるっていうのはいいこと。喧嘩してよかったじゃないけど、改めて自分の生活の時間の見直しとか自分が好きなものって何なんだろうとか気付けたって言うことで。今後関係が良くなったとしても、良い気づきだったんじゃないのかなっていうのは思います。まぁ彼女も彼女できっとね慣れない土地でがんばっているっていうのもあると思うので、頃合いを見て和解ができればまぁいいんじゃないかなと言う風には思ってはいますけどね。 

 

明日だけ頑張って生きる!